アングルのバイオリン


 

おねえさんへ

 

ビヨンセ&ジェイ・Zのプロモーション・ヴィデオ、見せてもらいました。

おもしろかった。ルーヴルで撮影されたのね。

 

こういうのって一つ間違えると、ただ奇をてらっただけものになりがちだけれど、

これは本当にびっくりするほど絵がいきいきとしていて、

額縁の中の人たちも前にいるダンサーと同じように、

現代に生きているかのような錯覚を覚えるよね。

今にも動き出しそう!

 

アングルは好きだったな、子どもの頃。

どう見ても背中が長すぎる「グランド・オダリスク」とか「泉」とか。

 

 

 

 

今でも清らかな水といったら、この「泉」の絵が頭に浮かびます。

  

 

 

アングルはバイオリン奏者としても優れていて、

パガニーニと一緒に弦楽四重奏を演奏するほどだったそう。

「アングルのバイオリン」は「本格的な趣味」を意味する慣用句にもなっているよね。

日本語でいったら、玄人はだし?

 

さて、こちらはアメリカの写真家、マン・レイの作品「アングルのバイオリン」。

モデルは、当時パリの画家がこぞって描いた、

モンパルナスのキキ。

 

 

 

マン・レイはアングルの裸婦の絵に、強くインスパイアされたのだそう。

 

確かにアングルの裸婦のカタチ、バイオリンによく似てる!

 

 

------------------------------------------------------------------------------------------

 

 

おねえさんがルーブルから締め出された日の写真!

ものものしくて、ホントに何が起こっていたんでしょうね。

 

それにしても、フランスの警官の制服、かっこいい。

日本と全然ちがうのね。

こんな制服が着れるんなら、警官になってもいいかも?