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「モリ・ヨシダ」チーム、決勝戦もがんばって!


 

かおっちゃん

 

突然ですが、MORI YOSHIDA、と言ったら、

わが家には不可欠なケーキ屋さんです。

 

それは、生まれつきのお菓子好きで、普通の人以上にフランスの老舗のケーキも

口にしてきたに違いないうちのパリジャンが、モリ・ヨシダの大ファンだから。

 

 

近所に新しいケーキ屋さんができて、パティシエが日本人!と

ジュジュがケーキを買ってきて、初めてそのケーキを口にしたその日から。

 

 

モリ・ヨシダ 外観(お写真、お借りしています)
モリ・ヨシダ 外観(お写真、お借りしています)

 

 

いまパリでは、すでに有名なケーキ屋さんが、より趣向をこらした新作を

次々と発表して、これまでにないほどしのぎを削りあっている感じ!

 

パリ6、7区だけでも、コンティッチーニ、エルメ、ルノートル、アンジェリーナ、

アルノー・ラエール、サダハル・アオキ、メゾン・ド・ショコラ、シャポン他、

著名なパティシエやショコラティエがたくさん。

そして、モリ・ヨシダはこの激戦区にやってきた。

本物を知るパリの富裕層が住む場所。そこにこの外国人が勝負に出て、

難しいフランス人たちをしっかり味方におつけになった様子。

 

 

われわれも、こちらのケーキやチョコレートを手土産にして、勝手に大宣伝。

いいものはお勧めしたいし、美味しければ喜ばれる。

日本人パティシエ作のフランス菓子だから、話のタネにもなります。

 

 

そしてなにより、フランス人顔負けの彼のケーキを食べさせて、

「ははは、どうだ。まいったか!」と、何につけても自分たちが一番と思い込んでいる

フランス人の鼻を明かすことができるのです。

(そうね、私の手柄じゃなくて、モリさんのだけど)

 

 

さて、ある日の夕食後、

「早く早く!テレビにモリが出てる!」と大声で呼ばれて居間に走ると。

(MORI YOSHIDAさん、わが家ではモリと呼ばせてもらっています)

 

おお、モリさん、お店でもお見かけするパティシエールのあかねさん、

もうお一方の日本人パティシエさんの3人が、

テレビのパティスリ競技番組に出演中です。

 

 

4チーム(他の3組はフランスの地方のパティシエ・チーム)がテーマにそったお菓子を作って、最高得点を獲得したチームが決勝戦に進めるというもの。

 

第1関門:「りんご」がテーマのお菓子を150個つくること。

その結果は、モリさんチームが1位!

 

すごーい!他のチームもすごく強そうに見えたのに、審査員評を聞くと、

各チームのお菓子にはけっこう美味しさ度に差がある様子。

 

 

驚いたことには、皆近くに店を構えるコンティッチー二、エルメ、リニャックなどの

(モリさんの商売上のライバルにあたる)審査員たちが、

モリさんのパティスリに率直に感動しておりました。

 

わたしは、近所の同業者ばかりからなる審査員を見たとき、

こんな商売敵が審査員で公平な審査になるのかしら、

地方のパティシエを有利にするんじゃないかしら、と心配していたのです。

 

さて、第2関門:子供時代の思い出をテーマにした砂糖菓子と、なんだっけ忘れた。

 

馬の思い出、クリスマスの風景、祭り(モリチーム):

第1関門で落ちた1チームを除く3チームが大健闘!

そして、2つの総合点も、モリチームの圧勝で終わりました。

 

 

 

モリさんチーム、決勝進出おめでとう!

 

決勝戦も頑張ってくださいね!