かおっちゃんへ
「君、まだ見ていないんじゃない?」と数日前にジュジュに見せられたのが、こちら。
ルーヴルの「モナリザ」の前で、アメリカのスター・カップル、
ビヨンセ&ジェイ・Zが挑発的に構えています。
ジョイント・ツアー中のふたりが新アルバム『Everything is Love』を
サプライズ・リリースしたのだけど、その中の「Apeshit」の
プロモーション・ヴィデオが、ルーヴル美術館で撮影されたらしいのです。
監督はリッキー・サルツ氏。
https://www.youtube.com/watch?v=kbMqWXnpXcA
ちらと嫌な予感が過ぎりました。
大事なルーヴルが、
マーケティングのために、好き勝手に使われてしまうのではないか・・・。
いえ、余計な心配どころか、ふたりに対してたいへん失礼なことでした。
「サモトラケのニケ」を臨むドリュの階段、10名ほどのダンサーのコレグラフィ。
ダヴィッドの「ナポレオンの戴冠」も、ダンスの絶妙な背景になっているし、ジェリコーの「メデューザ号の筏」もいっそう迫力が増して見えます。(映像では)
他にもアングル、ドラクロワ、などなど。スフィンクスも。
どれもよく見た作品。でも、普段動かない作品が、照明効果もあってか、
ずっと生き生きと映ります。
ルーヴルが舞台なのに、ルーヴルがうまく生かされていない映画などもあるじゃない?
ビヨンセ&ジェイ・Zのプロモーション・ヴィデオはさすがです。
アカデミックなイメージのルーヴルも、もっと違った感覚で訪れる人が増えるかも、と
思わせられるうれしいヴィデオでした。
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