はーい、かおっちゃん!
これはわたしが入手したポスターです?
ポスター付きというから、” リボン ” や ” なかよし”(今あるのかしら?)みたいに、
雑誌のページに付録のポスターが折って挟み込まれているのかと想像していたのに、
なにもないので、えっ、ポスターないなら買わなかったのに!不良品!と
あせっていたら、雑誌の真ん中のページに、
ホッチキスでとめられた、らしきもの発見!
これがポスターだったの?
でもそれなら、わたしのポスターなんだから、勝手にホッチキスで穴を開けないでよ!と思うのは日本人だけでしょうか?
まあ、羽生くんの体からは外れているけれど・・
そのうえ、ポスターの裏は別の記事なのよ。
ポスターをはずしたら、ページが抜ける。ふー・・
でも、ジュジュの手前、壁にも貼れないかー?
今年のヘルシンキに関して、パティナージュ・マガジン(6・7月号)に、男子の試合結果とともにのった記事を抜粋で紹介します。
男子:クワドに夢中か、スケーティングの美か?
スケート界はまた揺れ動いている、
進化が訪れるときにはいつもそうだが。
一方にはパトリック・チャン、ハビエ・フェルナンデスと
アメリカ人ジェイソン・ブラウン。
エッジ、スピード、フライイング・ステップ、
そしてプログラムの芸術と表現に使われる時間。
もう一方には、奇才ネイサン・チェン、
彼はワンシーズンで男子スケートを急成長させた。
ショートでは万能のスケーターに軍杯があがった。
フェルナンデスがウノとチェンを制し、ユズル・ハニュウに11点水をあける。
しかし、フリーで状況は逆転した。総合で表彰台に上がった3人は、
クワドとピュアなスタイルを融合することに成功したのだ。
ショートで出遅れたハニュウは、意図するところははっきりしないが
完璧な輝くプログラムを披露。今年初めに習得したクワド・ルッツを巧妙に組み入れ、223、20点の世界記録を達成。
ウノは、ハニュウ同様、4つのクワド(スピードのあるルッツと ” 彼の ” フリップを含む)をタンゴのプログラムに入れた。
一方、中国人ボーヤン・ジンは、” ラ・ストラーダ ”で、
自分のスタイル、カリスマ性、見せる演技を丹念にしあげた。
フェルナンデスは転倒1回と数回のお手つきで、表彰台を逃した。
チャンは5位。蝶の羽のように軽々しく、ビートルズの ” ブラックバード” をとんだ。
彼にとっては初めてのクワド・サルコウも成功させた。
チェンはそれより5点下だった。コーチのラファエル・アルチュニアンは、
ショートのミス挽回のため、チェンにフリーでは6回のクワドを予告させたが、
2回の転倒で6位に終わった。
転倒はスケートでは高くつく、特に他のスケーターが完璧な時には。
今回スケート史上初めて、上位4名が大台の300点越えだった。
ジェイソン・ブラウンはといえば、会場を爆発させた。
素晴らしいエネルギー、カリスマ性、スピードそして力強さ。
ステップのひとつひとつ、つなぎのひとつひとつが創造性の賜物だった。
” スケーターはみなジャンプを練習する。僕もそうだ。ただ、僕はステップのひとつひとつもジャンプ同様に練習する。毎日、トランジションの練習に1時間を費やすんだ。僕の振付師ワードはたいへんな完璧主義者でね。プログラムは、まず第一にパーフォーマンスなんだ、要素の寄せ集めではなくってね。感動させること、そしてプログラムが人の記憶に刻まれるようにすることが大事なんだ ”
パーフォーマンスという点でいえば、ブラウンは、はるかに一番優れている。
まあ、ヨーロッパの記者が書くことはちょっと西欧贔屓だったり、いろいろで
必ずしも客観的ではないのです。そして、これ以降時間もたったし、
いろんなことがありました。
フォーラムもそうだけれど、いま当分の間、
クワドとスケートの芸術性の問題はしばしば話題になることでしょう。
フェルナンデス、チャン、ブラウンももちろんだけど、
最も万能で完全なスケーターは、われらが羽生くんではないでしょうか。
そして、いま、ジャンプ好きなチェンが、
他のエレメンツ向上のために努力しているとすれば、
それは世界チャンピオン羽生くんのスケートがすごすぎるからこそ、ですよね?
そうでなかったら、未だにジャンプ中心の練習だったかもしれないもの。
羽生くん、がんばれ!!!
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