· 

オータムクラシックが終わって、もう秋です


 

かおっちゃん、こんにちは!

 

オータムクラシックのころはまだ夏の名残がありましたが、

こちらもそろそろ秋めいています。

羽生くんたちにとってはNHK杯がすぐそこ。グランプリ間の間隔はこういうものなのでしょうが、ときには気分転換もできるのでしょうか。上級競技者の生活はバランスがとれているに違いないのに目にするのはリンク上の姿ばかりなので、余計な心配をしてしまいます。

 

だから、少し前のカナダでのインタビューで、太陽の下、広い緑の芝生に笑顔で座った羽生くんを見て、「羽生くん、元気そう!」とすごく嬉しかったの。大人になっても、芝生に仰向けになり、両手を広げて目をつぶると、エネルギーがどんどん充電されるような気がするでしょう? 太陽や風、空気を感じて、水や土、植物に直に触れるのは、産まれながらにして人間に必要なことなんだと思わない?

自然は人間を豊かにし、落ち着かせもするのよね。

 

かおっちゃんは、小さいときからお花が好きだったよね。うちの周りの柵に絡まるつるバラにパパが水をやろうとするときは、かおっちゃんがいつもそばについていたっけ。

白に近い薄いピンクのバラはほんとに綺麗で、近づくとほんのりいい香りがしていた。

 

フランスでは、植物をうまく育てる人を「彼は緑色の手をもっている」と形容するの。

ふふ、けっこう素敵な表現でしょ?

バラの世話を楽しそうにしているパパとかおっちゃんを、ベランダ越しに家の中から眺めて、「朝からごくろうさまです」とつぶやいていたわたし。

 

今わたしに朝晩、幸せな深呼吸のチャンスを与えてくれているのは、緑色の手をしたフランス人たち。センスのいいお花で毎日デコレーションを変えるこのお花屋さんです。

 

 

 

今日は、フランスでは珍しく菊の鉢もたくさん並んでいました。

明日の万聖節11月1日には、 菊やシクラメンなどを墓地に飾ることが多いらしいの。

アメリカのハロウィンもなぜかフランスにも定着して、さっきは変なメイクをした子供たちが束になってパタパタ走っていったよ。

 

そうそう、日曜日以来、フランスは冬時間になりました。日本との時差は8時間です。

いま、フランスは夜11時、日本はもう朝7時だね。

ではよい1日を!