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結弦くんお気に入りのプーさんですが…

羽生結弦選手とプーさん:林敏行氏撮影
羽生結弦選手とプーさん:林敏行氏撮影

おねえさんへ

 

おねえさん、ミルンの「ウィニー・ザ・プー」は読んだことある?

ディズニーのプーさん絵本は、うちにもあったから覚えているだろうけど、

原作のプーさんは、わたし大人になるまで読んだことがなかったの。

 

それがとってもおもしろくって!

 

頭のわるいクマのプーに、こわがりの小さなコブタ。この仲良しのふたりを中心に、

忙しそうにとび回るウサギ、いつでも気がめいっちゃってるロバのイーヨー、

物知りのフクロに、しっかり者のカンガお母さんと赤ん坊のルー。

そして作者の息子、お話の聞き手であり登場人物でもあるクリストファー・ロビン。

彼らのキャラが際立つ会話や、繰り広げる騒動の、

なんておとぼけで愛おしいこと!

 

翻訳者の石井桃子さんとプーさんとの出会いは、

クリスマスイブの犬養健氏のお宅だったらしいの。

クリスマスツリーの下に置かれた一冊の洋書。

「読んで!」とせがむお子さまたちを前に「ある日、プーは…」とはじめると、

石井桃子さんにあとにも先にも味わったことのない、

不思議なことがおこったのだそう。

 

つまり、

日常の世界から、突然にプーさんワールドに入り込んでしまった!

 

そして「ある日、プーは…」とはじめると、我が家にも

おんなじことが起こったのです。

もしまだ読んでいなかったら、

石井桃子さん翻訳の岩波書店から出ているプーさんシリーズ、ぜひ読んでみて!

 

結弦くんのブレードが軌跡を描き出すと同時に、

すべての観客がゆずワールドに引きずり込まれるように、

 

クラシックプー、かなり中毒性アリマス。